3年前といえば、相棒の32が家にやってきた年です。
正確にはその前の12月にやってきたのですが、年明けに譲って頂いて、登録は4月頃だったかと思います。
んで、その年の5月の連休に、息子を連れ県北のとある川へ行った時のことです。
春真っ盛りの気持ちがいい天候の中、県道を走っていると、路肩に1匹のカメがいるのを発見しました。
息子は気が付いてなかったようですが、このままほって置いては、車に轢かれると思い、相棒を止めてカメを救出してやる事にしました。
救出したカメと息子(当時小学1年生)↓

25cmほどの草ガメでしょうかね?
息子は、こんな大きなカメを触ることは初めてだったようです^^;
自宅付近では、カメが生息していませんから、あたり前って言えばあたり前なのですけどね。
息子は家に持って帰ると言い出したのはお約束です。。^^;
なんとか息子をなだめ、とりあえず安全な場所に放してやることにしました。
ちょうど道路の反対側に小川があるのを見つけたので、小川に放すことに。。

カメとの別れを惜しむ息子の図↓

今も元気に生きてるのだろうか。。
カメを無事に放流した後、更に北へと向かい、目的地の川へ到着しました。
川に放った息子の図↓(爆

ここは、私が若かりし頃、仕事で約1年通った河川災害の現場でした。
河川名は大暮(おおぐれ)川といいます。
上流にはアマゴの釣り堀があるほど、水が綺麗な川です。
当然、この川にはアマゴも生息してます。
奥に見える民家の方には当時、色々とお世話になった記憶があります。
夏は冷たいお茶を差し入れて頂いたり、冬には暖かいコーヒーを差し入れて頂いたり。。
当時、若造だった私でしたが、なんだか人の暖かさというか。。
どう表現したらいいかわかりませんが、心にジーンと残る思いを未だに忘れることが出来ません。
そして、1年数ヶ月後。。
現場も終わり、仕事でこの場所にも来る必要は無かったのですが、休日に何度かここに来た事があります。
川辺でボーっと景色を眺めて、そして帰る。
そんなことを2~3年程は続けてたかなぁ。。
実はその時に、自分の子供が生まれたら、この場所に連れ来ようと思ってたんですよ。
何故かわかりませんけど、なんとなくそんなことを思っちゃってたんです。。
まだ独身だったのに^^;
景色もですがこの川を眺めてると、今でも当時のことを思い出しちゃいますね。
息子にもこの川を私が直したんだと説明しましたが、当時、1年生だった息子にはまだ理解できなかったようです^^;
っと言いますか、今でも私が仕事で携わった道路を通る時には、必ず言うようにしてます。
例えばですが、私がいつこの世からいなくなっても、彼の思い出として残ればいいかなと、親父が考えて設計し、完成した道路を通る度に、彼が親父と一緒にドライブした事を思い出してくれればいいなと、そう思いながら彼に話をしてます。
最近では、社会とかの授業でいろんな職業の事を学び、なんとなくでしょうが、親父の仕事がどんなものなのか、理解しつつあるようです。
彼曰く、「父ちゃんのお仕事ってすっごいよね。父ちゃんの仕事はみんなに自慢できる仕事だから、オイラの自慢なんだ^^」って言ってくれてたりします。。。・゚・(ノД`)・゚・。
ちと、脱線しましたが、そういうことで?
彼をこの川に連れて来たわけですが、若かりし思いを掘り起こしてくれたのは、相棒の32なのです。
32と出会いがなければ、若かりし頃の思いも、この場所へ訪れることも無かったような気がします。
32と出会えて良かった。
32を買ってくれた嫁に感謝。
そんなことを思った、そんなとある日の出来事でした。。
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